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2005.05.08

藤田晋「渋谷ではたらく社長の告白」を読んだ

TSUTAYAで、ずらーっと、書棚に並んでいた「渋谷ではたらく社長の告白」。率直に自分の現在の成功までの過程を描いていて読み応えがありました。

藤田晋著「渋谷ではたらく社長の告白」 (Amazon.co.jpでチェック)

著者の藤田晋氏は、IT系企業の代表サイバーエージェントの創業社長で、女優の奥菜恵さんを妻に持つ人です。サイバーエージェントというとネット広告やアメーバブログで有名です。
個人的には、サイバーエージェントが提供しているライフマイルというサービスに登録してみますが、全然利用せず発行するメルマガもほとんど読んでいないです。

で、この本ですが、ネットで日記も公開しているし、別に本で買うまでもないかなと思っていたんですが、立ち読みで数ページ読むと引き込まれました。で、買いました。

同世代ではありますが、目標を持ち、とりあえず実行するという姿勢が差となって現れているなと実感。
彼はバイト先の社長の読んでいた「ビジョナリー・カンパニー」を読んで「21世紀を代表する会社を作る」という目標を持ち、人材派遣のインテリジェンスに入社後は、土日も夜も働き、目の前の仕事は人のも確実にこなして、1年目で急成長。そして、バイト時代の専務、仲間と会社を設立しようと決めつつも、彼らを裏切り、社長になるチャンスを逃さず、サイバーエージェントを設立。でも、事業内容は決まっていないというすごさ。

その後、インターネットの営業専門の会社になると決め、ウェブマネーの代理店としてスタート。日経でも紹介され、売上も順調に伸びますが、人材難とずさんな経理が問題に。
なかなか人材が集まらない中、いろいろ試行錯誤する中、同じ情熱を持ったバイトの大学院生が社員1号に。優秀な経理担当者もかつてのバイト先から転職。そして、社長日記を読んだ人が自分から就職したいという好循環。
会社の規模にかかわらず採用に力を入れる社長。優秀さと情熱を持った人材が会社を変えていくのだと納得。

ライブドアの堀江氏とのパートナーシップが今後の両者の隆盛を象徴している一方、バリュークリックをほぼ真似たサイバークリックの開始や、リソースを集中するために当初好条件を提示したウェブマネーをはじめとした提携会社に提携解消を通知するなど非常な面も目立ちました。

その後、ネットバブルの勢いで上場するけどバブル崩壊で苦しむ日々が描かれます。本人の苦悩はもっとすごいと思いますが、楽天の三木谷社長に助けてもらうまでは、彼の背負うもののすごさが伝わってきます。

全体的には、読めばわかりますが、時にはユーモラスな語り口ですし、わかりやすい文体なので、非常に読みやすいものです。
個人的には、藤田氏の結婚式でハンドベルを披露した日本でタリーズを設立した松田公太氏の著書「すべては一杯のコーヒーから」のが家族の死などもありグッと来ますが、本書はその率直な文体がよいところと思います。
「21世紀を代表する会社」をこのまま順調に実現できるかどうかはわかりませんが、本書を読んで、日本を変えていく新しい世代の代表として応援したいと思います。

【文中の登場人物が紹介していた書籍・映画】
デール カーネギー著「人を動かす
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
ニューシネマ・パラダイス
マイケル E. ポーター著「競争の戦略

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