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2005.07.24

浦賀和宏著「松浦純菜の静かな世界」

先日、NANO-MUGEN FES. 2005で、同行する友人と待ち合わせに、文教堂の新横浜店で、見つけた書籍が浦賀和宏著「火事と密室と、雨男のものがたり」。

ボクの一番ガツンと来たミステリ小説は、浦賀和弘さんの「記憶の果て」です。
それ以降、初期の作品は読んでおらず、「彼女は存在しない」、「地球平面委員会」、「透明人間」を、ぽつぽつと読んでいる程度ですが、注目の作家です。

この人の作品は、心にネガティブだったり、世間を斜に見てたりな人が出てくるし、感情がストレートに出る部分もあって、痛いのですが、自分も痛い人間だから、はまるのかなと。

で、「火事と密室と、雨男のものがたり」の帯に、前作の「松浦純菜の静かな世界」の紹介があったので、あわせて購入しました。
この2作品は、"奇跡の男"八木剛士と、松浦純菜が登場するシリーズ物でした。

妹とファミレスで、強盗に銃撃され、妹は意識不明なのに、無傷だった八木剛士。中学時代に暴漢に両腕に怪我を負わされ、その後ひき逃げされ、療養生活を送っていた松浦純菜。
高校2年生、八木はネガティブでガンダムオタクで、同い年の松浦純菜は有無を言わせない行動力でまっすぐな性格。そんな二人が、出会い、そして、身の回りで起きる女子高生連続殺人事件、しかも、体の一部が失われているという事件で、反発しつつ、犯人に立ち向かっていく。

八木君のマイナス思考が激しく、純菜やその親友の渚に対する否定的な心情が描かれつつも、人が良く、女の子と仲良くなれるのはうれしいので、なんとなくつるみます。自分は不細工だと思っていて、控えめな関係でもいいといういじらしさ。

純菜は、自分に特殊な力があると思い、"奇跡の男"八木君が仲間だと思い、中学時代の親友渚に強引に、彼と会うように仕向けたりしつつ、八木君をいじめていた人に、強烈なパンチ食らわせたりします。

純菜の名探偵振りと、意外な真犯人に、ちょっと、面食らいつつも、主人公たちのエネルギーに引かれて、ページを読む手は、とまることはありませんでした。

読み手を選ぶ作家だと思いますが、僕は好きです。

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