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2005.10.10

浦賀和宏著「ファントムの夜明け」 サイコメトリーに希望を持った女性の終着地は?

メフィスト賞作家、浦賀和宏氏のミステリ小説。

ファントムの夜明け/DAWN OF THE PHANTOM

ファントムの夜明け    幻冬舎文庫

[幻冬舎の書籍詳細より]

幼い頃に妹を亡くした心の傷を抱える真美は、一年前に別れた恋人が失踪したことを知る。それを契機に真美の眠る能力が目覚め始め……。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの決定版。

主人公の女性は、肉体的、精神的に辛いことがあった恋人との悲しい別れを引きずり、失踪した恋人を探す中で、小学生のときに死別した双子の妹が言っていた死者の声が聞こえるという感覚が、自分にも出てくる。
死者の記憶が物を通して、感じるサイコメトリー能力。

決して「サイコメトラーEIJI」のような爽快感はなく、殺人鬼からは悪魔といわれるし。それでも、自分のこれまでが幽霊で、この能力を身につけた私には夜明けがあるのみと思う希望。過去との決別のために死んだと思われる恋人の部屋に行って、その結末にあった真実は。。。

現実は厳しいよ。エイジにとっての、志摩さんは、彼女にはいないし。

冒頭の展開から、中盤、終盤とめまぐるしく内容に起伏があります。多少駆け足過ぎて中途半端感がありますが、浦賀氏らしい、刹那感ある内容が好きです。

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