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2006.07.30

浦賀和宏著「上手なミステリの書き方教えます」

Amazon.co.jpのお勧め商品で、表示された浦賀和宏の最新作「上手なミステリの書き方教えます」。
もちろん、前々作「松浦純菜の静かな世界」、前作「「火事と密室と、雨男のものがたり」」をAmazon.co.jpで買っているから、表示されたのでしょう。

上手なミステリの書き方教えます
浦賀 和宏
講談社 (2006/06/07)

このシリーズは、強引だけど犯罪を解決することにご執心な美少女である松浦純菜と、彼女に見込まれた銃で撃たれても怪我しない不死身の男である八木剛士が、難事件を解決するシリーズです。

このシリーズというか作家は、読み手を選ぶと思いますが、今回は、特にきびしいですね。
ミステリの書き方のルールを途中挟みながら、それに反するような展開がバリバリ出てきます。
特に、「萌え」。登場人物の「萌え」に対する恨みつらみが延々と続きげんなりしてきます。そして、「萌え」小説で登場人物に対して、やらせていたことを、実際にやらされるシーンが、エログロです。

一方、主人公である、純菜や、八木の登場シーンが少ない。とはいえ、八木のガンダムオタク妄想は相変わらずの切れで、これはこれで変わっていませんが。

殺人事件も、あることはあるが、いまいち、突拍子もない感があります。

後は、ちびまる子ちゃんネタや、ドラえもんネタなんかが、うまく、登場させられています。

八木と純菜の仲は、八木君の妄想もあり、いいほうに行かない様でいて、最後に、つながりを感じさせてくれます。

謎として深まるのは、前作、前々作で、被害者と近い位置にいた高校生、河野の存在。いったい彼は何者なんだ。
そして、中途半端に終わった「松本楽太郎」のその後。

すべては、8月発売の新刊「八木剛士 史上最大の事件」で解決?

この本を読んで、収穫だったのは、「萌え」の定義。二次元キャラとエッチなことしたいという欲望を、萌えという言葉でオブラートに包んでいるということ。「萌え、萌え」言っていると、自分は変態だと言っていると同じことだと、いまさらながら、気がつきました。

青春が"人生の春"って本当ですか? 浦賀和宏著「火事と密室と、雨男のものがたり」 2005.09.13
浦賀和宏著「松浦純菜の静かな世界」 2005.07.24

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